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体全体が柔軟性に富み、粘りがあるため、普通の魚と異なり「つるし切り」という独特の方法で捌かれる。つるし切りは、下あごにフック(鉤)をかけて体をつるし、アンコウの口から水を流し込んで胃を膨らませ、柔らかい胴体に張りがでたところを解体する方法である。(但しそうしないと捌けないということはない)
柳肉(身肉、頬肉)の他に、皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣)、えら、トモ(ヒレ)が食用にされ、一般に「七つ道具」と呼ばれる。
一般には七つ道具と野菜を味噌または醤油味で調味したアンコウ鍋として供される。特に肝臓はアンキモと呼ばれ、ポン酢にもみじおろしで食べるが、美味として珍重され、見た目と食感から「海のフォアグラ」とも云われている。
肉は大味で、肉よりもその他の部位(七つ道具)の方が旨いとされる変わった魚でもある。
またオスは食用になるほど大きく成長しないため、食用になるのはメスである。まれにメスの胃袋の中からオスのアンコウ(あるいはアンコウの稚魚か)と思われる小さなアンコウが出てくることもある。
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